育毛剤を使っているけれど、あまり効果を感じられないという悩みもよく耳にします。育毛剤には、いろいろな成分が配合されていますが、その効果を知らなければ、自分の症状にマッチしているかどうかもわからないのです。主な有効成分を紹介するので、自分に合ったものを選べるようになりましょう。
育毛剤の有効成分とは?
有効成分とは、厚生労働省が効果があると認めた成分のこと。有効成分が配合された育毛剤には「医薬部外品」「薬用」と表示してあるので、見分ける目安にしてください。
ただし、ただ有効成分が入っているというだけでは、自分の症状が改善されるとは限りません。
有効成分の効果を知り、自分に何が必要かよく吟味してくださいね。
育毛剤の主な有効成分
それでは、市販されている育毛剤に含まれる、主な有効成分を紹介します。
・ミノキシジル……発毛効果があると認められた成分
・センブリエキス……末梢の血管を拡張させ、血流をうながす
・ニコチン酸アミド……毛母細胞を活性化させる
・アデノシン……毛母細胞を活性化させる
・β―グリチルレチン酸……殺菌作用
・ショウキョウチンキ……血行促進、抗菌作用、抗酸化作用
・塩化カルプロニウム……頭皮の血管を拡張する
例えば、発毛効果を期待しているのに、ミノキシジルではなくβ―グリチルレチン酸が配合された育毛剤を使っても、効果がでにくいことはわかるでしょう。
有効成分を覚えるのは大変ですが、数は多くありませんので、育毛剤を選ぶ時の参考にしてくださいね。
どのくらいの期間使うの?
髪には毛周期があります。休止期になっている毛が多いと、毛が薄くなります。つまり、休止期の毛を活性化して、成長期の髪が増えれば増毛したという状態になる訳ですね。
通常、休止期は3〜4ヶ月と言われています。
休止期の前の退行期も併せて考えると、最低でも6ヶ月は続けるのが理想です。
また、市販の育毛剤は濃度をあまり高くできないので、そのことを考えてもやはり半年以上は続けていただくことをおすすめします。