よく猫っ毛で毛が細いとハゲやすいなどと言いますが、それは本当でしょうか?髪の太さは遺伝的なものと後天的なものがあります。本当に気にしなければいけない髪の太さについて解説します。
遺伝的な髪の太さ
生まれ持った髪の太さは、遺伝によるものが大きいとされています。男性型脱毛症も遺伝が関わってきますが、それとはまた違う問題です。
髪が元来細いのは、男性型脱毛症と直接関わりはないそうです。安心してください。
ただし、年齢とともに髪の細くコシがなくなっていくもの。そうなった時、余計に頭髪が寂しくなったように感じるのは否めません。年齢によるものなのか、男性型脱毛症であるのか見極める必要があります。
抜け毛の太さに注目!
毛には寿命があり、毛周期というサイクルで成長期、退行期、休止期をくり返しています。毛周期が正常な場合は、毛は成長しきった後に抜け落ちるので、生えてくる毛と同じ太さです。
しかし、毛周期に何らかの異常があって成長期の途中の毛が抜け始めると、生えている毛より細い毛が抜けるようになります。
抜け毛が元々の毛より細い場合は、成長期の毛が抜け落ちている可能性がありますので、注意が必要です。
見極め方は?
特に危険だと思われるのは、産毛のような細い毛がたくさん抜ける時です。これは何らかの病的脱毛が進行中だと考えられるので、注意深く観察してください。
以前は髪が太かったのに最近細くなってきたという場合は、老化が進行しているかもしれません。頭皮に栄養が十分行き届いていないという、髪からのサインなので日頃の生活習慣や食事の内容などを見直してみてくださいね。
また、髪が一番太くて健康なはずの20代や30代で髪が細くなったと感じているなら、日常生活を見直すとともに抜け毛にも注意を払い、必要であれば専門医に相談してください。
生来の髪の細さは、薄毛と関係がないのですね。しかし加齢によって髪が細くなるのは誰にでも起こりうることです。抜け毛の細さに注目して、男性型脱毛症であるのか、老化によるものなのかしっかり見極めましょう。
※髪のすべてはわかる本 P14-15