薄毛は専門医に行き、薬で治す時代?プロペシアの登場

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かつらや植毛が社会的に受け入れられ、市場も活気づいている一方で、AGA(男性型脱毛症)の研究も進みました。そして日本でもAGA治療薬のプロペシアが処方されることになったのです。これによって薄毛への対処法はまた大きな変革を迎えました。

ついにプロペシアがCMへ

薄毛はこっそり治すものから、堂々と治療するものへ変わりつつあることを示唆したのが、AGA治療薬のテレビCMでした。
人気のお笑いコンビを起用し、「AGAは進行します。お医者さんに相談だ」という台詞で専門医へかかることを促し、そこでAGA治療薬を処方してもらうのだというコマーシャルでした。
これによって「薄毛は病院で治すもの」という認識が新たになり、薄毛は医学的に治せるのだと世に知らしめたものになったようです。

薄毛は治療する時代へ

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2004年の調査結果によるとAGAの人は日本に1260万人、そのうち薄毛を気にしている人は800万人、さらに何らかのケアをしたことがある人は650万人だそうです。
この薄毛を気にかけている800万人が潜在的なターゲットだとすると、かなりのマーケットだということになります。
消費者の方にも、かつらや植毛よりは「病院で治療」の方が受け入れられやすいのかもしれませんね。とはいえ、当時は医師による処方が必要だったため、敷居は高かったと思われます。

プロペシアの売上高は?

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2009年度のプロペシアの売上高は、125億円にものぼったそうです。これはやはりAGAを何とかしたいと潜在的に思っていた人たちをしっかりキャッチした結果と言えるでしょう。
元々は前立腺肥大症の治療薬であったプロペシアが、専門医による処方によってAGAの人たちに飲まれるようになり、それなりに効果を上げているからと言えるのかもしれませんね。
これまでかつらや植毛といった、技術的なことで見た目を変えようとしてきましたが、薄毛が医学的な治療の対象となったという、AGAにとっては歴史的な変革だったのかもしれません。

まとめ
昔から薄毛に効く!とされた飲み薬はあったようですが、プロペシアが認可されたことで医学的に治療するものとして認識されるようになりました。徐々に専門医も増え、現代ではすでに常識となっていますね!

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