男性用に市販されている育毛・発毛剤の有効成分について

1x1.trans 男性用に市販されている育毛・発毛剤の有効成分について
今やテレビでも頻繁に育毛・発毛剤のコマーシャルを見かけますし、ドラッグストアに行けばたくさんの男性用発毛剤が販売されています。薄毛が気になっている方は、少しでも改善したいと思って試したいと思っていることと思います。そこで今回は、一般的に市販されている男性用育毛・発毛剤の有効成分をご紹介します。

効能、効果別に整理しておきますので、育毛・発毛剤を選ぶ時の目安にしてください。

髪を根元から太く長く育て、薄毛や抜け毛を予防する。

・t-フラバノン
・ナイアシンアミド
・生薬センブリエキス
・βーグリチルレチン酸

毛乳頭から発信される発毛促進シグナルを増幅し、毛母細胞を活性化して脱毛予防

・βーベンジルアミノブリン
・ベンタデカン酸グリセリド

1x1.trans 男性用に市販されている育毛・発毛剤の有効成分について

生薬のシナジー効果で血流促進、毛包細胞に衛陶を与え細胞の増殖を促進。ふけ、かゆみにも

・ショウキョウチンキ
・センブリ抽出液
・ニンジン抽出液

毛乳頭細胞から発毛促進因子が増え毛成長を促進

・アデノシン

毛細血管を局所的に拡張し、頭皮の血行を促進して毛成長を促す

・カルプロニウム塩化物(2%、5%)

壮年性脱毛症における発毛、育毛および脱毛の進行予防

・ミノキシジル(1%)

抗炎症作用により、自己免疫、アレルギー等の反応を抑制する

・セファランチン 

1x1.trans 男性用に市販されている育毛・発毛剤の有効成分について
以上が主な市販の育毛・発毛剤に配合されている有効成分です。
ドラッグストアで探す場合には、「医薬部外品」もしくは「医薬品」として扱われています。効能や効果を知り、自分の症状にどれが合うのかよく検討した上で有効成分が配合された商品を選びましょう。

いずれにしても、毛周期の長さを考えると、最低でも3ヶ月は経たなければ効果のほどは伺えませんので、続けることができる値段であるということも重要なポイントです。

ちなみに、「育毛剤」と「発毛剤」の違いははっきりと区別されている訳ではなく、とても曖昧なものです。ただし、「医薬品」と「医薬部外品」の区別はあります。

「医薬品」は壮年性脱毛や円形脱毛症における発毛、育毛及び脱毛の進行予防などが効能です。
一方、「医薬部外品」は、脱毛予防、発毛・育毛の促進などとなっています。このような区別をしているのは日本だけだということです。

「医薬品」と「医薬部外品」に大きな違いはなさそうですが、市販品を試してみても効果が得られないなら、脱毛外来を受診してみることをおすすめします。

※毛髪科学最前線 P80

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加