トリートメント剤の役割とその種類

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女性ならほとんどの人がシャンプーの後に、リンスかトリートメントをしますが、男性はどうでしょうか?

必要なのか、した方がいいのか、使用感でしか判断していない人が多いのではないでしょうか?

ここでは、トリートメント剤の役割とその種類をご紹介いたします。

トリートメントの役割

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トリートメントとは、英語で「処置、治療、手当」という意味があり、その通り損傷した毛髪の損傷を補修するために使います。

また、損傷を防止するための役割をすることもあります。

毛髪は、1度傷つくと、自分自身で修復することはできません。それは、毛髪は地肌から生えてくる時にすでに完全に作られ、下から押し出されてくるために伸びるだけで、細胞としては死んでいるからです。

傷んだ髪、または損傷防止のために、トリートメントは有効といえます。また、市販されているリンス剤のほとんどにトリートメント剤が配合されており、これは補修より予防に適した商品です。

トリートメントの種類

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トリートメント剤には2種類あり、その目的は頭皮や毛髪を正常に保ち、毛髪の損傷を防止する、補修するということ。自分の目的に合ったものを選びましょう。

・ヘアトリートメント剤

頭皮や毛髪に油分や水分を与え、表面を薄い皮膜で覆って保護する役割があります。これによって髪の損傷を予防し、損傷した部分から内部の水分やたんぱく質などが失われるのを防ぎます。

・スカルプトリートメント剤

頭皮の手当てという意味がありますが、頭皮に必要な油分や水分を補い、フケやかゆみなどを抑制して頭皮の健康を維持するとともに、その生理機能を高めるのが目的です。
頭皮の状態に応じて荒れ性(乾性)用、あぶら性(脂性)用などがあります。また、フケ防止、脱毛防止や育毛などの効果を期待する商品もあります。

トリートメントは、髪の長い人が使うものと、思い込んでいませんでしたか?

頭皮や毛髪の状態によっては、髪の長短にかかわらず、使った方がいい人もいるのですね。
自分に合ったものがあるか、使った方がいいのか、じっくり見極めてみてください。

※参考文献「毛髪の科学と診断」

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