よくある俗説に“手のひらで頭皮を押さえて前後左右に動かし、よく動く人はハゲない”というものがあります。頭皮が動くということは、柔らかいということなのでしょうが、この俗説は科学的にみて信頼に値するのでしょうか？検証してみましょう。
頭皮が動くことの意味は？
頭皮が固いと疲れている、柔らかいと大丈夫だとよく言いますね。確かに、頭皮が固いということは、血行が悪い証拠だとも言えますし、血行が悪いということは髪に十分な栄養が行き渡らないということにもなります。そういった意味では、この俗説は割と根拠のある話のようですね。
確かに頭皮の毛細血管は非常に細いので、頭皮が固いと血行不良を起こしやすくなってしまいますが、すべての頭皮の柔らかい人が脱毛しないということではありません。
脱毛の原因は多岐に渡るもので、これだけが原因だ！と断定することはできないからです。
頭皮の血行をよくするには？
とは言っても、頭皮の血行がよくないと脱毛の一因になることは間違いありません。毎日自分でマッサージしているから大丈夫と思っている方でも、正しいシャンプーなどのヘアケア、バランスのとれた食事、規則正しい睡眠、ストレスを溜めていないかなど、総合的にケアできているかみていきましょう。
頭皮さえ柔らかければ、抜け毛の心配はないということはないので、すべての面から見直してみましょう。
髪の健康も柔軟さでわかる？
いずれにしても、頭皮は柔らかい方がいいことがわかりましたね。実は毛髪そのものにも伸縮性があり、その伸び方で髪の健康がわかるというのです。
髪の毛は両側から引っ張ると5％ほどは切れずにゴムのように伸びます。両端から引っ張るのが難しいほど短い人は難しいかもしれませんが、ある程度の長さがあるなら、抜けた髪で一度試してみましょう。
簡単に切れてしまう毛髪は、あまり髪の健康状態がよくないと言えるので、まずは生活習慣や食生活を見直すことからはじめてください。
頭皮の柔らかさは、自分ですぐにチェックできるので是非やってみてくださいね。しかし薄毛は総合的な生活習慣で起こりますので、そこだけにこだわる必要はありません。
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