育毛剤は本当に効果あるの?これからの研究は?

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育毛剤は多くの商品が市販されておりますが、本当に効果はあるのでしょうか?

また、これからの研究でどこまでの期待ができるのかも知りたいところです。今後育毛剤で本当に生えてくるようになるなら、素晴らしい未来ですよね!

育毛剤の効果は?

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発毛のメカニズムがかなり解明されてきていますが、その成育に関しては実はまだまだ解明されていないのだそうです。今の科学では、発毛までは人工的にできても、その毛髪を正常なヘアサイクルを持った毛にはできないといったところが実情のようです。

それでも、発毛まではできるというのだから凄いと思いますが、現在市販されている育毛剤は、主に毛母細胞の分裂促進、毛乳頭から毛母細胞への栄養の受渡し促進が主な役割で、さらに男性型脱毛症には、安全な男性ホルモン拮抗剤、5αリダクターゼⅡの活性阻止剤が使われています。

今後期待されること

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つまり、育毛剤は「生えてはくるけど、正常なヘアサイクルを保つわけではない」ということですね。もちろん、必ずしも誰もが生えるということでもなさそうです。毛母細胞の分裂促進活性化剤の今後は、現在も使われているプラセンタエキスやビャクヤクシ、オトギリソウなどの天然資源の中から有効物質が発見されない限りは難しいそうです。

毛乳頭から毛母細胞への栄養受渡促進では、毛細血管の拡張ができればいいので、血圧降下剤の中から特に頭部の毛細血管に働くような製剤が開発されれば可能性はありそうです。

しかしながら、男性ホルモン拮抗剤としては、女性ホルモンや前立腺肥大の治療薬などが考えられましたが、いずれも副作用がネックとなって難しいようです。プロペシアという薬は日本でも使われていますが、程度はそれぞれでも薄毛の進行が止まったという人は多いようです。

最後に5αリダクターゼⅡの活性阻止剤は、方法としては一番期待が高いのですが、必要な場所まで薬剤を運べるかどうかが問題となり、なかなか難しいそうです。

いろんな難関はありますが、日夜研究はされておりますので、画期的な育毛剤が出現する日がくるかもしれませんね!

※5αリダクターゼⅡとは、ステロイドの代謝に関与する酵素の一つであり、AGA(男性型脱毛)の原因として大きな影響を与える男性ホルモン(DHTジヒドロテストステロン)を生み出す物質です。

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