円形脱毛症は7種類も?!その実態と、治療について〜PART1〜

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円形脱毛症は、10円玉のようなハゲができるもの、そして原因はストレスだと思っていませんか?

そして、意外になったことがあるという人が多いのも事実です。しかし日常生活や社会生活ができないほど深刻な場合もあり、最近は研究されてようやくわかってきました。

円形脱毛症の種類と実態

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【単発型】

最も治癒しやすく、円形に1個、脱毛斑が見られるタイプです。自然に治ることも多く、病院にかかる人も少ないです。

【多発型】

2個以上の脱毛斑ができること。単発型だと思っていても、よく探すと他にもあったという場合はあります。
10個以上、また隣の脱毛斑とくっついて大きな脱毛斑になってしまうと、日常生活や社会生活に影響が出始めてしまいます。

【全頭型】

文字通り、頭の毛がすべて脱毛してしまいます。多発型からだんだん拡大する場合と、短期間に急激に脱毛する場合があります。
さらには、眉毛やまつげ、ヒゲや鼻毛といった毛も抜けてしまうことがあります。脱毛後、すぐに生えてくる場合もありますが、そのまま慢性化して「汎発型」になるケースも。

【汎発型】

頭部だけでなく、わき毛、陰毛、腕や足の毛、胸毛など身体中のケガすべて抜けてしまう、最重症型です。男女問わず、年齢も関係なくかかります。
ステロイド外用薬など初期治療の薬の効果がほとんど見られません。

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【蛇行型】

首筋やおでこ、耳の周りなど、生え際を中心に脱毛します。治療は困難で、ステロイド薬の局所注射など、積極的な治療が必要になります。

【逆蛇行型】

極めて稀ですが、蛇行型と逆に頭頂部が脱毛し、生え際が残るタイプです。

【Acute diffuse and total alopecia(急性びまん性脱毛症)】

短期間に頭部全体が脱毛します。急に脱毛するので驚きますが、ほどなく改善する円形脱毛症です。
経過が良好なケースがほとんどです。

円形脱毛症とは言っても、こんなに種類があるのですね!そして、治りやすいものから重症のものまでさまざまです。

皮膚科に脱毛症専門外来を開いているところはまだ少ないのが現状。さて、PART2では、「円形脱毛症のきっかけ」について、最新の報告をご紹介していきます。

※参考文献 薄毛の科学

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