カツラ屋さんで実際に経験したあり得ない体験談①

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『ハゲラーの心理学 カツラーの経済学』の著者、綾小路まろんさんが実際に体験した、カツラ屋さんでの出来事を紹介していきます。今回はまず第一弾です。

いきなり男性客と鉢合わせ!

雑居ビルのエレベーターを降り、緊張しながら店内に入ると、そこには誰もおらず、入口近くに並べられた椅子に座って、雑誌を読んでいる男性が1人だけ。
店員ではなさそうと思っていると、入店のチャイムで奥から店員が出てきました。
「少々こちらでお待ちください」とさきほどの男性と同じ場所で待つように指示され、嫌な予感が。
まさか、この男性はお客さんでは?と動揺を隠せない綾小路さんは、気まずい思いをしながらブースの男性の隣に座りました。

先に男性が呼ばれたが…

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数分間、男性と待合室で鉢合わせのまま待っていたら、
「○○さん、お待たせしました」と、
大きな声で男性が呼ばれ、カーテンで仕切られたブースに案内されていきました。
あの男性は、やっぱりお客さんだったんだ!と思う一方で、綾小路さんは別の不安に襲われたそうです。
「あの人、さっき思い切り名前を呼ばれたよね?」
まさか、他人がいる中で本名を呼ばれるなんて!と、プライバシーのなさに仰天したそうです。

カツラ屋で薄毛がバレる不安

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綾小路さんの名前は、彼女の町では珍しい名前で、待合室で顔を見られ、その上名前まで呼ばれてしまったらすぐにバレてしまうと動揺したそうです。
まだ薄毛で悩んでいることは母親にしか言っておらず、親友にさえ打ち明けていない状態でした。
それなのに、こんなことでカツラがバレたら、どんなことになるか、考えただけで恐ろしいと思ったようです。
「お願い、こんなところで私の名前を呼ばないで」という心の叫びは、相談員に届くことはなく、フルネームをよく通る大きな声で読み上げられてしまったそうです。

この時点で、10代だった綾小路さんのカウンセラーに対する信頼感は失墜していますよね。
薄毛の相談はデリケートなものですから、クリニックやカツラ屋さんでは、細心の注意を払ってプライバシーを守って欲しいものです。

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