ストレスが髪に悪いことは、すでにこのサイトでも書いてきました。
まだ発毛のメカニズムがすべて解明された訳ではないので、脱毛の謎を解明するのは難しいのですが、それでも間違いなくストレスが原因で起こる脱毛症があるのです。
今回は、トリコチロマニーについてご紹介します。
トリコチロマニーとは？
トリコチロマニーとは、簡単に言うと「自分で自分の髪や眉毛を抜いてしまう」という脱毛症です。犬や猫なども、自分で体毛を囓ったり舐めとってしまい、その部分だけ毛がスッカリ抜けてしまうこともあります。
これは、大人の発症は少なく、小中学生の間で増えているということです。本人も無意識のうちに毛を抜いているため、ある日突然髪や眉毛が薄くなった！と感じ、ビックリすることもあるようです。
トリコチロマニーの原因は？
トリコチロマニーの原因は、ストレスであると言われています。しかし、子どもたちが多くかかるというのはどうしてでしょう？
それは、社会の急激な変化により、そのスピードに付いていけない弱者がストレスを抱え込んでしまうことになると考えられます。子どもが生活習慣病にかかることも問題になっている現代では、メンタル面でも弱い子どもたちに影響が及んでしまうのでしょうか。
トリコチロマニーの治療は？
原因がストレスであることから、心の問題を解決するしかないのがトリコチロマニーの現状です。頭皮や毛髪のケアというより、心の問題ととらえ、子どもたちの異変に早く気づき、ケアをしてあげましょう。
もしお子さんの脱毛に気付いたら、ストレスや心に問題を抱えていることを考慮し、まずはお子さんをよく観察してみてください。病院へ行くならまずは皮膚科ですが、一般的な脱毛の治療とは異なるため、繊細なアプローチが必要です。
子どもが犠牲になる病気というのは、大人としては本当に辛いものです。側の大人たちが、子どもたちの異変に早く気づき、適切な対処をしてあげたいものですね。
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