円形脱毛症は重度になると頭部だけでなく、全身の毛が抜けてしまうことがあります。眉毛やまつげといった毛も抜けてしまうため、人と会うのに抵抗を覚える人も。気兼ねなく人とコミュニケーションが取れるよう、眉をメイクでカバーする方法について紹介します。
目と眉の大切な関係
「目は心の窓」とも言われ、人とコミュニケーションを取る際には重要な要素となります。その目の表情に大きな影響を与えるのが眉。それが脱毛によってすべて抜け落ちてしまうと、表情がわかりにくくて「怖い」印象となってしまいます。
時代によっても流行がある眉ですが、女性がメイクで最も重要視するのも眉です。円形脱毛症によって眉が抜け落ちてしまっても、メイクの技術を使って自然な眉を演出することができます。
眉メイクのポイント
まず眉の色ですが、自分の顔の雰囲気に合う色がおすすめです。日本人であれば、大体がダークブラウンからグレーがいいでしょう。真っ黒にしてしまうと、ベタッと海苔を貼ったような眉になってしまい、かえって不自然な眉になる可能性があります。
より自然に見えるためには、ブラウン系を選びましょう。自分の目の色と似た色がより自然に見えますよ。
また、基本の眉の描き方は、眉がしら・眉山・眉尻の3点です。
眉がしらは小鼻からまっすぐ上に伸ばした点、眉山は瞳の外側の輪郭から目尻の間、眉尻は小鼻と目尻を結んだ延長上です。
この3点にペンシルでマークして、丁寧に繋ぐようにして眉を描くのがコツです。
眉メイクのアイテム
眉メイク(アイブロウ)は、大きくペンシルタイプかパウダールタイプに分かれます。ペンシルタイプは太めの芯をくり出して使うようになっているもの、鉛筆のようになっているものなどがあります。
濃くしっかり書けますが、ペンシルだけで自然な眉に仕上げるのは難易度が高いでしょう。
パウダータイプは薄付きで色も混ぜやすいのが特徴。大切なポイントや細かい眉尻はペンシルで書き、あとはパウダーで繋ぎながらぼかすというのがおすすめの書き方です。
眉があるのとないのでは、顔の印象が大きく変わってしまいます。アイブロウを上手に使って、自然な眉を描きましょう。その日の気分や、TPOで好みの眉に仕上げるのもいいですね!
※あなただけではない円形脱毛症 P177-181